MNP(乗り換え)は、手続きが面倒と思っている人は多いでしょう。
しかし、手続き自体はそう複雑ではなく、ドコモから他キャリアや格安スマホにMNPする場合は、解約手続きが不要になります。

手続きがない分、スムーズに乗り換えをすることができるため、とても便利です。
ここでは、ドコモから格安SIMにMNP(乗り換え)する方法や必要なもの・知っておいて得するポイント・手数料・他キャリアの特徴や格安スマホ主要事業者について解説します。

MNPとは

ナンバーポータビリティの略

MNPとは携帯電話番号ポータビリティのことをいいます。
通常、携帯電話会社を変更したり新規契約の場合、電話番号も変わってしまいます。
ところがMNPでは、電話番号をそのまま利用できるので便利なサービスといえるでしょう。
電話番号が変わってしまうと、友人や家族へその旨を伝える手間がかかります。

自分自身もその番号を覚える必要があるので、携帯会社を変えてもそのまま伝えるスタイルはとても魅力的です。
そのため、MNPで電話番号をそのまま継続するユーザーが増加しています。

ドコモ→格安SIMに移行する2つの方法

方法1:MNPする(乗り換え)

ドコモから格安SIMに移行する方法は2通りあり、まずMNPする方法です。
MNPすると、今の電話番号をそのまま使うことができますが、MNP転出手数料がかかるので注意が必要でしょう。

又、MNPする為には、MNP予約番号を取得する必要があるので、この手続きをすることで継続して電話番号を使えるようになります。
若干面倒に感じてしまいますが、利便性を考えると手続きしておいて損はありません。

方法2:解約をして新しい電話番号を使う

MNPしないで解約する場合、今使っている電話番号は使えません。
その為、新しい電話番号になってしまうので注意が必要でしょう。

解約する時は、MNPではないので「MNP予約番号を貰う」ステップは飛ばして、「格安SIMを申し込む」という項目でMNP予約番号を入力せずに新規番号で申し込みをしましょう。
格安SIMを設定する」で開通手続きなしで格安SIMを入れてAPNを設定するだけで使えるようになります。

そして、最後にドコモで解約手続きをすれば、完了です。

ドコモ解約(MNP転出)で用意するもの

MNP転出にかかる費用

MNP転出でドコモを解約する場合、用意するものは転出にかかる費用です。
2,000円の費用がかかり、携帯電話の購入を伴わない新規契約の場合、90日以内にMNP転出を行うと、この手数料は5,000円になります。(2014年5月13日以前に契約の方は2,000円)

手順は各種窓口にてMNP予約番号を受け取ります。
窓口として選べるのは純粋な解約時と違って、下記から選ぶことが可能です。

  • ドコモショップ
  • ドコモインフォメーションセンター(電話)
  • ドコモの携帯電話から「151」番
  • 一般電話からの通話の場合は「0120-800-000」

受付時間は年中無休9:00~20:00です。

パソコンの場合はMy docomoを利用する方法で、dアカウントを所有していると手軽になります。

My docomo→ドコモオンライン手続き→取得したNNP予約番号を使って新規契約先でMNP転入手続きをする

格安SIMの申込に必要なもの

Gmail

画像引用元:Google

格安SIMを申し込む際に必要なものは、Gmailを作ることです。
Gmailとは、Googleが無料提供しているメールサービスで、容量が15GBと大きく(Yahooメールで10GB)、キャリアメールの絵文字に対応しています。

又、アカウント同士でチャットやビデオチャットもでき、複数のGmailアカウントを保持できる為、1人で仕事用とプライベート用に分けることもできて便利です。
MNPにすることで、キャリアメールが使えなくなることから、Gmailを作っておきましょう。

キャリアメールが使えなくなることで、MNPする度に家族や友人などに知らせる不便さを解消する為に、普段からGmailを使うことをおすすめします。

クレジットカード

申込をする際は本人名義のクレジットカードが必要です。
本人名義以外のクレジットカードだと申込自体ができないか、申し込みが一応完了しても、審査時に申込がキャンセルになります。

家族のクレジットカードはNGで必ず本人名義のカードを準備しましょう。
もしもクレジットカードを所持していなければ、ポイント還元率の高いカードを選んでください。

MNP予約番号

画像引用元:NTTdocomo

MNPをする場合、MNP予約番号を発行しましょう。
この番号は、発行から15日以内、過ぎてしまうと、無効になってしまうので注意が必要です。

もしも過ぎてしまった場合は、再発行が必要になるので新たに取り直すのは面倒と思っている人は有効期限内に手続きを済ませておいてください。

本人確認書類

画像引用元:NTTdocomo

格安SIMや格安スマホの申込の時は、免許証・パスポート・健康保険証・個人番号カード等の本人確認書類1点が必要です。
免許証があればそれを提出すればOKですが、もしもなければ格安SIMごとに本人確認書類としてOKなものが異なるので、必ず事前に確認してみましょう。

本人確認書類はスマホ・ガラケー・デジカメで撮影をして、その画像を格安SIMで申し込みの時にアップロードしてください。
高画質は容量オーバーになってしまうので、低画質で撮るようにしましょう。

本人確認書類の住所と申込者の住所が一致しなければいけないのですが、もしもそうでない場合、住民届や公共料金の領収書等の追加書類が必要になります。

ドコモ解約で格安SIMに乗り換える5つのステップ

①ドコモを解約をする

ドコモ等のキャリア契約をする場合、「2年縛り」があり、「ファミ割MAX50」「ひとりでも割50」と言った割引サービスは、基本料を割引してくれるのですが、2年以内に解約してしまうと、1万円近い解約金がかかってしまいます
その為、よいタイミングで解約することがポイントでしょう。

余計な出費を抑える為に、2年縛りが切れた後の1~2か月目の月に解約をするのがベストです。
例えば、2018年2月20日に契約をしたら、2020年3月~4月末までに解約をしてください。
しかし、解約金がかからないタイミングが1~2年後になってしまうこともあります。

その時は解約金は9,500円なので、月額料金が4,000円近く節約されることを考えると、早めに乗り換えた方がお得かもしれません。

②乗り換え先を決める

解約のタイミングが分かったら、どの格安SIMにするのかプランを立ててください。
数多くあるMVNOの中で一つを選ぶのは難しいですが、基本は各MVNOの公式サイトから、通信の安定性・料金・特典等をピックアップして比較してみると良いでしょう。

又、今使っているスマホで格安SIMが作動するかどうか調べる必要もあります。
各MVNOのHPでは、動作確認されている端末の一覧表が提示されているので、チェックしてみてください。

③MNP手続きをする

ドコモに連絡をして「MNP予約番号」を申込みましょう。
本人確認が完了すると、MNP予約番号が発行されます。

  • インターネット(My docomo)
  • 電話(ドコモ携帯:151 一般電話:0120-800-000)
  • ドコモショップ(近くのドコモショップに来店)

主にこの3つの方法でMNP予約番号手続きをします。
予約番号の有効期限は、予約申し込み日から15日間とされていますので、期間内に手続きを完了しておきましょう。

④ドコモ自動解約となる

ドコモからMNPする場合、乗り換えをした時点で自動的に契約解除となり、特に手続きは必要ありません。
申込をした予約番号を使用して、新しい格安SIMで転入手続きをすることで、乗り換えは完了となるのです。

ただし、MNPを使わない、契約解約の人は、ネット・電話での解約はできないので、ドコモショップに行って解約手続きをしてください。

⑤SIMを購入して設定する

無事MNP手続きが完了したら、今度は格安SIMを購入することになります。
家電量販店等で購入しましょう。

SIMを購入してMNP転入する時に必要なものは、

  • クレジットカード
  • 本人確認書類(運転免許証・パスポート)
  • MNP予約番号

で、MNP予約番号の有効期限は15日間なので、ドコモで予約番号を発行したら、すぐにSIMを購入することをおすすめします。

ドコモから格安SIMにMNPするときに抑えておきたいポイント

必要に応じてSIMロック解除する

ドコモのiPhone 6s・6s Plus・SE・7・7 Plus・8・8 Plus・Xを使っている場合、SIMロック解除の手続きが必要です。

ドコモのiPhoneを購入して100日過ぎるとSIMロック解除が可能になります。ただし、一括支払いの場合は、購入日からすぐにSIMロック解除が可能です。

ドコモからMNPすると、SIMロック解除の手数料が3,000円かかり、100日後にはSIMロック解除手続き自体が出来なくなるので、MNPをする前にネット(My docomo)でSIMロック解除をしておくことをおすすめします。

スマホは必要に応じて購入する

MNPする場合、音声通話機能つきの格安SIM(通話SIM・音声通話SIM)を選びます。
ドコモのスマホを持っている場合、そのスマホで格安SIMを使うことが可能です。

ドコモのスマホを格安SIMで使う時、iPhoneならテザリングが出来ますが、iPhone以外の場合はテザリングが出来ませんでしたが、2016年以降に発売されたドコモのスマホであれば、iPhone以外でもテザリングが使えます。

実際使えるかどうか、確認しておきましょう。

ドコモから格安SIMに乗り換える時の手数料は?

ドコモ転出時・格安SIM転入時にかかる費用

MNPする時にかかる費用は2つあり、ドコモ転出時と格安SIM転入時にかかる費用です。格安SIMの手数料は各社によって異なりますが、大体のところは下記の通りになります。

ドコモ 格安SIM
MNP転出手数料:2,160円(税込) 新規事務手数料(SIMカードパッケージ):3,000円前後
解約金:10,260円(税込) SIMカード発行手数料:400円前後

ドコモ解約に適した時期

2年契約の間の1か月間だけ

基本プラン(定期契約型)の違約金がかからない解約時期は、2年に1度の1か月間しかありません。

この期間と言うのは、「契約満了月の翌月」です。この期間を逃してしまうと、違約金として9,500円発生します。

電話番号そのままでキャリア・格安SIMに乗り換える場合、解約する前に必ずMNP番号を取得するようにしましょう。

基本プランにおいては上記のような違約金があるのですが、それ以外に「(新)いちねん割引」があり、継続利用期間が何年であっても解約の時は一律3,000円かかるので注意が必要です。

新プランで違約金が不要になる?

ドコモでは2016年6月1日に「新2年契約プラン」の運用を始め、これにより2年ごとの更新月であればいつ解約しても違約金がかからない「フリーコース」があり、これが現在一般的になっています。

しかしもう1つのコースがあり、違約金はかかるけど、割引が適用される「ずっとドコモ割コース」の2コースを選択できます。

違約金がかかってもいいから、割引が適用される方が良い方は、「ずっとドコモ割コース」を選択すると良いでしょう。

「フリーコース」は更新月ごとに申込が必要ですが、「フリーコース」から「ずっとドコモ割コース」への変更はいつでも可能になっています。

MNPをする時の注意点

キャリアメールは使えなくなる

格安SIMの購入手続きをすると、キャリアメールが使えなくなります

その為、友人や家族とメールのやりとりが出来なくなってしまうので、MNPする前にGmailで新しいメールアドレスを作成して、変更を知らせておきましょう。

Gmailのメルアドでは、ガラケーユーザーへメールをすると、ブロックされてしまう場合があるので、キャリアメールが使えなくなる前に、キャリアメールからGmailに変更したことを伝えておいた方が無難です。

ガラケーでは受信許可アドレスに追加してもらえるので、きちんと伝えておいてください。

本人名義のクレジットカードが必須

格安SIMや格安スマホを購入する際は、本人名義のクレジットカードが必要です。
必ず自分の名義のクレジットカードを用意してください。

自分のクレジットカードを持っていない場合、ポイント還元率が高いクレジットカードを作成しておくとお得です。
中でも楽天ポイントは100円につき1ポイント付くので、かなりお得と言えるでしょう。

又、楽天カードは審査が最も優しいと言われているので、ほとんどの人が通りやすい点でも作っておいて損がありません。
楽天カードについての詳細や申込は下記にて紹介しています。

楽天カードの詳細はこちら

本人確認書類を事前に準備する

格安SIMや格安スマホ購入時には、本人確認書類が必要です。
免許証・パスポート・健康保険証・個人番号カード等1点を準備してください。

最も有効なのは免許証なので、所持していればこれでOKです。
もしない場合は、格安SIMごとに提出可能な書類が異なるので、申し込みをする前に確認してみましょう。

一部格安SIMで2日程度電話・ネットが使えなくなる

ほとんどの格安SIMは、MNPの手続きの時でも、スマホ・ガラケーが使えなくなることはありません。

ただし、一部のドコモ系格安SIMでは、1・2日電話・ネットが使えなくなるので注意が必要なのです。

一部のドコモ系格安SIMとは、TONEモバイルのことで、該当する場合は、注意が必要でしょう。

格安SIMを申し込んだら3・4日待とう

格安SIMの申込をしたら、後は届くまで待ちましょう。
大体申込から届くまでの日数は、3~4日程度です。

勿論、郵送・宅配状況によってはそれ以上かかるかもしれません。

TONEモバイル以外の格安SIM・格安スマホは待っている間でも、今使っているスマホ・ガラケーを使うことが出来ます(電話もネットもOK)。

TONEモバイルへMNPする場合は、格安スマホの購入手続きをした翌々日に今使っているスマホ・ガラケーが使えなくなるので注意が必要です。

TONEモバイルは、格安スマホ購入手続きの翌日に、スマホを発送する為、使えない期間は1日程度になるので、ある程度我慢はできるでしょう。

他のキャリアへ乗り換えの場合

来店して契約をする

販売形態 店舗名 特徴
直営店 au SHINJUKU
ソフトバンク銀座等
店舗数が少ない
量販店 ヨドバシカメラ
ビックカメラ
ヤマダ電機
コジマ電機等
大型の量販店に出している店舗
専売店 ソフトバンクショップ
auショップ
ドコモショップ等
駅近く等でよく見かける
併売店 テルル等

ネットで契約する

販売形態 店舗名 特徴
ネット直営店 ソフトバンクオンラインショップ
auオンラインショップ
ドコモオンラインショップ
キャリア直営のネットショップ
ネット専売店 おとくケータイ.net等 高いキャッシュバック

格安スマホ(MVNO)に乗り換えの場合の主要事業者

主要事業者一覧

店舗名 実店舗の
有無
特徴
mineo
(マイネオ)
あり ドコモ回線かau回線が選べる
パケットギフト・パケットチップ・フリータンク等独自のサービスが人気
BIGLOBE あり 割引サービスあり
OCNモバイルONE あり シェアNo.1
TONEモバイル あり シンプルな料金
DMM mobile なし 他社に負けない安さが売り
UQ mobile あり 安定した通信速度
NifMo あり 割引サービスが豊富
IIJmio あり 総合満足度で最優秀賞を受賞
U-mobile あり 通信料の2段階定額や使い放題プランあり
楽天モバイル あり 楽天スーパーポイントが貯まる
イオンモバイル あり 通信容量ごとのプランの多さと最安クラスの料金
nuroモバイル あり 0円から使えるSIM「0SIM」が有名
FREETEL
(フリーテル)
あり 段階従量制の「使っただけ安心プラン」が人気

MNPでドコモから解約する方法まとめ

ドコモから他キャリアや格安スマホへMNPする場合、基本解約手続きは不要です。
ただし、MNP手続きや解約手数料等、事前に把握しておくべき項目があります。

  • ドコモ解約に適した時期(2年契約更新の1か月間だけ)を逃さない
  • MNP手続きで必要な書類を事前に準備しておく
  • MNP転出手数料に2,000円かかる

MNP手続き当日になって、必要書類が揃っていないとあたふたしないように、しっかり前もって準備しておくことがスムーズにMNPするポイントです。

これらのことを頭に入れながら、快適なスマホ生活を目指しましょう。

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