
スマホの料金が高額に感じている人も多いのではないでしょうか?
スマホになって様々なことが便利になった分、利用料が高くなってしまい「ガラケーの頃はそんなことなかったのになあ」と感じている人も多いはずです。
それなら、スマホからガラケーに機種を変更すれば料金が安くなるかもしれないと考えるのは普通のことですよね。
ですが、せっかくガラケーにしても利用料がむしろ高くなってしまうならそのままにしておきたいと思うもの。
そこで今回は、ドコモのスマホからガラケーにするなら機種変更とMNP乗り換えとどちらがお得なのかを実際のシミュレーションも交えながら紹介してみたいと思います。
ドコモのスマホからドコモのガラケーに機種変更する場合
まずは、ドコモのスマホを持っているので、定番のドコモのガラケーに機種変更するつもりで紹介してみたいと思います。
ちなみに、今すぐドコモのスマホからガラケーに戻したいと思った場合、すぐに戻せるものなのかと疑問に思うところですよね。
・・・実はすぐにでもガラケーに戻すことが可能です。自分の欲しい端末が店頭にあればそのままその日にスマホ⇨ガラケーも可能です。
では、具体的にかかってくる費用などを確認してみましょう。
ドコモのスマホからドコモのガラケーに機種変更するときにかかる費用
まず、ドコモのスマホのほとんどが現在はXi(クロッシィ)という回線契約になっていると思いますが、ガラケーにすると基本的には元々使用されていたFOMA(フォーマ)という回線で契約することになります。
Xi⇨FOMAに回線を変更するということは、事務手数料がかかってくるんです。
その事務手数料を安くしたり無料にする方法としては、ドコモオンラインショップの利用がおすすめです。
手続き内容 | 手数料 |
---|---|
「Xi」⇒「Xi」または、FOMA⇒FOMA | 登録手数料:無料 |
FOMA⇒「Xi」 | 契約事務手数料:2,000円 |
いかがでしょうか?Xi⇨Xiの場合などは登録手数料が無料になるんです。
ですが、該当のXi⇨FOMAが見当たりませんよね・・・それもそのはず、実はFOMA⇨Xiの手続きはオンラインショップで行っていても、逆の手続きは行われていないんです。
となると、店頭での契約となってしまうため、事務手数料(3,150円)がかかってしまうんです。
月々サポートがうけられない場合も・・・
ドコモなど大手キャリアで契約するときに機種代が実質0円になったりすることから活用している人も多いものといえば、月々サポートですよね。
機種変更をした際でも利用することができますし、新規契約でも使うことができますが、ガラケーに機種変更した場合にはその月々サポートがうけられない場合があるようです。
2014年9月以降に発売された機種を過去6か月以内に、「機種購入手続きがなされている回線」「XiからFOMAへの契約変更がなされている回線」、または「お持ち込みになった機種でドコモと新規契約されている回線」でご購入の場合は、本割引の対象外です。
いかがでしょうか?これはドコモの月々サポートのページに記載されていたことですが、Xi⇨FOMAの場合には、割引の対象外になってしまう可能性があるようです。
そういった点を加味した場合、ドコモのスマホからドコモのガラケーに機種変更するとどれくらい費用がかかってしまうものなのか実際にシミュレーションしてみたいと思います。
ドコモのスマホからドコモのガラケーに機種変更した場合の金額
ではまず、ドコモのガラケーに機種変更した場合の機種代からみてみたいと思います。
ガラケーの機種代から見てみたいと思います。月々サポートの利用することができるガラケーとしてAQUOS ケータイ SH-01Jを例にとってみました。

いかがでしょうか?機種代だけ見るとぐっと安くなったように感じることができますよね。
ちなみに今回ご紹介するのはXi回線となるため、FOMAの安いプランを利用することはできませんが、ドコモケータイ用の安いプランを利用することが可能です。
カケホーダイライトプラン(ケータイ)
月額基本使用料 | 2年定期契約あり | 1,200円 |
---|---|---|
2年定期契約なし | 2,700円 | |
国内通話料 | ドコモ携帯電話宛 | 5分以内:無料 5分超過分:20円(21.6円)/30秒 |
他社携帯電話 固定電話宛など |
||
データ通信料 | パケットパック加入 | データ通信利用量に合わせてパケットパックからお選びください |
パケットパック未加入 | Xi 0.6円/KB | |
SMS送信料 | SMS(国内) | 3円(3.24円)/回~、受信 無料 |
国際SMS | 50円/回~、受信 無料 |
これで、2年契約をすれば月額1,200円ですので、本体代と合わせたとしても2,432円ですんでしまうので、スマホ代が高額な人なら安く感じることができますよね。
ただ、これだけでなくパケットパックとキャリアメール代(300円)がプラスされます。
パケットパックを最小のものにすれば、月々5,000円程度から利用することができますね。
パケットパック (利用可能データ量) |
月額定額料 | 月額合計 | ずっとドコモ割プラス |
---|---|---|---|
ウルトラデータLLパック(30GB) | 8,000円 | 9,500円~ | -800円 |
ウルトラデータLパック(20GB) | 6,000円 | 7,500円~ | -800円 |
データMパック(標準)(5GB) | 5,000円 | 6,500円~ | -800円 |
データSパック(小容量)(2GB) | 3,500円 | 5,000円~ | -600円 |
ちなみに、上記が選べるパケットパックの金額です。マイナス分もあるので、月々の価格が5,000円以上であれば、スマホよりもガラケーの方がお得といえると思います。
他社にMNP乗り換えする場合には?
ガラケーを扱っているのは、ドコモだけではありませんよね。auやソフトバンクなどの大手キャリアもガラケーは取り扱いしています。
そして、携帯をガラケーにする方法はドコモで機種変更するだけでなく、MNP乗り換えという方法もありますね。
例えばauやソフトバンクにMNP乗り換えでガラケーに変えたとしたら安くなるのでしょうか?
auにMNP乗り換えする場合
まず、auにMNP乗り換えした場合、なにかキャンペーンなどがないかを検索してみたところ、ありました!
auにMNP乗り換えし、ガラケーにした場合には、対応機種を購入することでかなりお得に購入できるようですよ!

なんと、対象のau携帯を他社からの乗り換えで購入すると、最大45,360円も割引になっちゃうんです!
ちなみに、対応機種は以下の機種になります。
対応機種名 | 割引価格 |
---|---|
AQUOS K SHF33 | 最大45,360円割引 |
GRATINA 4G | 最大37,800円割引 |
AQUOS K SHF34 | 最大32,400円割引 |
GRATINAグラティーナ KYF37 | 最大32,400円割引 |
MARVERA KYF35 | 最大32,400円割引 |
かんたんケータイKYF36 | 最大32,400円割引 |
かんたんケータイKYF32 | 最大32,400円割引 |
GRATIANA 4G | 最大27,000円割引 |
機種により最大の割引価格に違いはありますが、たとえば、最大割引価格が利用できるAQUOS K SHF33を例にとって紹介してみたいとお思います。

割引価格を利用することで、機種代金はまったくなくなります。ですが、適用されるためには条件もあります。
- 他社からお乗りかえ(MNP)
- 対象のauケータイを「au購入サポート」でご購入と同時に「データ定額1~5(ケータイ)」、「ダブル定額Z(ケータイ)」または「ダブル定額(ケータイ)」のいずれかにご加入
- 「2年契約(誰でも割)」「2年契約(誰でも割ライト・自動更新なし)」「スマイルハート割引」いずれかにご加入
以上の条件を満たすことが大切です。そのため、上記が満たされない場合には適用されません。
ちなみに、シミュレーターの金額に幅があるのはこの料金プランの選択によるものです。
データ定額サービス
データ容量 | 月額料金 | スーパーカケホ(ケータイ) | カケホ(ケータイ) |
データ定額1(ケータイ)(1GB) | 2,900円 | ○< | – |
データ定額2(ケータイ)(2GB) | 3,500円 | – | ○ |
データ定額3(ケータイ)(3GB) | 4,200円 | ○ | ○ |
データ定額5(ケータイ)(5GB) | 5,000円 | ○ | ○ |
データ定額8(ケータイ)(8GB) | 6,700円 | – | ○ |
データ定額10(ケータイ)(10GB) | 8,000円 | – | ○ |
データ定額13(ケータイ)(13GB) | 9,800円 | – | ○ |
ダブル定額Z
月額定額料 | 500KB超過分のデータ通信料 | 上限額 |
0円~ | 0.03円/KB | 4,200円 |
ダブル定額
定額料 | 10MB超過分のデータ通信料 | 上限額 |
500円~ | 0.02円/KB | 4,200円 |
上記のプランから自分に合ったものを選ぶことでかなりお得にauにMNP乗り換えすることが可能です。
先ほどシミュレーターで紹介した通り、一番安いプランで全てをまとめるのであれば月々の価格は1,941円で済むので、ドコモでガラケーに機種変更するよりも断然お得だといえますよね。
ソフトバンクにMNP乗り換えする場合
最後の大手キャリアは、ソフトバンクです。ソフトバンクユーザーも多いと思いますが、そんなソフトバンクにMNP乗り換えするとauよりもお得になるのでしょうか?
実はソフトバンクにもMNP乗り換えに対応したガラケー用のキャンペーンが用意されていました。なので、安心してソフトバンクに乗り換えることもできますよ!
ソフトバンクでは、ドコモなどのスマホを下取りに出すことで、安く機種代を安くしてくれるため、今現在対応機種のスマホを持っている人はかなりお得になります。
Android™ 搭載スマートフォン一部機種(Aグループ):21,600円
- Xperia™ XZs
- Xperia™ XZ Premium
- Xperia™ XZ
- Xperia™ X Compact
- Galaxy S8、Galaxy S8+
- HTC U11、Nexus 6
- Nexus 6P
- Xperia™ X Performance
- Galaxy S5
- Galaxy Note Edge
- Galaxy S6 edge
- Galaxy S6
- Galaxy S7 edge
- Galaxy Active neo
- Galaxy A8
- Nexus 5X
- HTC 10
Android™ 搭載スマートフォン一部機種(Bグループ):16,320円
- Xperia™ ZL2
- Xperia™ Z2
- Xperia™ Z3
- Xperia™ Z4
- Xperia™ Z5
上記に当てはまるスマホを持っている場合にはかなりお得になりますね。それぞれの価格分ほど月々の利用料に還元してもらうことができるんです。
ちなみに、ソフトバンクにMNP乗り換えするにしても適応条件があります。
- 他社からののりかえ(MNP)と同時にソフトバンクでスマートフォン、ケータイ(当社指定機種)をご購入
- データ(パケット)定額サービスへご加入(家族データシェアの子回線を除く)
上記の条件を満たしていることと、もういくつか条件があります。
- MNPの翌月末までに下取りのお申し込みをいただくこと
- 下取り対象機種が正規に購入されていること
- お申し込みする方が下取り対象機種の所有権を保有していること
- 製造番号(IMEIなど)が確認でき、改造などメーカーの保証外ではないこと
- 2017年6月30日以降に「スマホデビュー割」が適用された場合、iPhone またはスマートフォンを下取り対象機種として本キャンペーンにお申し込みいただくことはできません。
そして、下取りなので、今持っているスマホが動くことも大切です。

電源が入らない場合や、初期化されていない場合には下取りキャンペーンを利用することができません。
その他にも適用条件を満たすことが出来ない場合は下取りキャンペーンは利用することができませんが、その場合には故障端末買取キャンペーンに申し込むとTポイントを最大9,000ポイントもらうことができますよ。
では、下取りしてもらった後の運用金額もしっかり確認してみましょう。
MNP乗り換えの場合には、機種代金は実質0円にしてもらうことが可能なため、機種代金は0円ですね。
基本プランが2,700円、データ定額プランで小さい方が3,132円なので、月々は5,832円で運用していくことができます。
これをみるとあまりドコモの価格と変わらないようにもみえますよね。
ちなみに、スマホを下取りに出した場合には割引が適用されますが、適用されないものも中にはありますので紹介しておきますね。
- 基本料
- 通話料/通信料
- 音声通話料、TVコール通信料、SMS送信料、パケット通信料、S!メール(MMS)送信・読出料、ウェブ通信料、64Kデジタルデータ通信料、アクセスインターネット通信料など
- 定額料データ定額ミニ 1GB/2GB、データ定額 5GB/20GB/30GB/50GB、データ定額パック・標準(8)、大容量(10)(15)(20)(30)、データ定額S(3Gケータイ)、データ定額S(4Gケータイ)、パケットし放題フラット for 4G/4G LTE、パケットし放題フラット for スマートフォン、パケットし放題フラット for シンプルスマホ、パケットし放題フラット、パケットし放題、パケットし放題S、パケットし放題S for 4G ケータイ、Wホワイトなど
- 月額使用料ウェブ使用料、S!電話帳バックアップ、留守番電話プラス、割込通話、通話料明細書、ナンバーブロック、グループ通話、スマートフォン基本パック、あんしん保証パック、テザリングオプションなど
- 手数料
- 電話番号変更手数料、USIM再発行手数料など
上記のものは下取りキャンペーンの割引価格の対象にはならない利用料のようですので注意が必要となります。
まとめ:ドコモスマホからガラケーにするならauがお得!
ということで今回は、「ドコモのスマホからガラケーにするなら機種変更とMNP乗り換えどちらがお得なのか」ということについて紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?
一見、面倒なこともあるし機種変更の方がお得かなとも思うかもしれませんが、改めて価格で比較してみるとそんなことないのがわかると思います。
どれも手続きは多少面倒かもしれませんし、割引をうけるためには対応機種の購入をしなくてはいけないという点もありますが、それを加味したとしても、MNP乗り換えがお得ですよね。
ドコモで機種変更した場合にはあまり種類が選べませんが、auであればドコモよりは機種の数も多く、割引額も高額です。
なので、ドコモのスマホからガラケーに変更するのであればMNP乗り換えでauに乗り換えることをおすすめします。