「ドコモから他社に乗り換えたい…」

そんな時に気になるのが、どういった手続きを取ればいいのか、費用や時間はどれぐらいかかるのかということですよね。

以下ではドコモから他社に乗り換える時の基本的な知識と、一番簡単でオトクな方法についてご紹介します。

そもそもMNPとは?

携帯電話の契約会社を変更しようとすると耳にするのが、「MNP」という用語ですよね。

MNPは「Mobile Number Portability」の略で、日本語では「電話番号持ち運び制度」という意味になります。

携帯電話の電話番号をそのままに、他の携帯電話会社に移ることができる制度のことで、2006年から導入されました。

MNPは便利な面もありますが、もちろんデメリットもあります。

具体的な手続きに入る前にメリットとデメリットについて確認しておきましょう。

MNPのメリット

MNPのメリットは、何といっても電話番号をそのままに他社に乗り換えられることです。

電話帳に登録されている家族や友人全てに電話番号が変更になったことを伝えるのはなかなか大変な作業ですよね。

その点MNPであれば電話番号はそのままなので、利用している業者が変わったとしても周りにいちいち伝える必要はありません。

「電話帳に登録されている件数が膨大だから、電話番号が変更になったら大変…」と思っている方にとってはMNPはとても良い制度といえます。

またMNPで乗り換えると

  • 機種代金が一括特価で購入できる
  • 数万円の商品券や現金、ポイントがもらえる

といったサービスが受けられることがあります。

iPhoneをはじめとした最新機種の携帯電話を手に入れたい方にとっては、大きなメリットと言えます。

ドコモでは毎月の割引として月々サポートやファミリー割引を行っていますが、結果としてMNPの方が大きな割引を得られるようになる場合もあります。

もし「最新の携帯電話に機種変更したい」「もっと容量が大きいスマートフォンがほしい」と考えている場合は、MNPはお得なチャンスになります。

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MNPのデメリット

MNPにはさまざまなメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。

まず一つ目に挙げられるのは、「MNPで引き継げるのは電話番号のみ」ということです。

ドコモのメールアドレスやドコモで利用していた有料コンテンツなどを引き継ぐことはできません。

電話番号の変更がなければ、とりあえずは電話帳に登録されているメンバーと連絡が取れない、ということにはなりませんが、定期的にメールで連絡を取る方にはメールアドレスの変更を伝えなくてはならなくなります。

この点はどうしても不便に感じてしまいますよね。

MNPの2つ目のデメリットとしてあげられるのは「費用がかかる」ということです。

ドコモに限らずMNPの手続きを行う場合、最近はどの携帯電話会社でも諸費用をすべて含めると1万6,000円程度の費用がかかります。

ただし更新月に乗り換えれば諸費用をぐっと抑えることができます。(後述しますので参考にしてください)

新規機種の一括特価や割引といったサービスが受けられるとしても、時期をあやまると費用がかさむので注意しましょう。

転出先が提供するサービスと比較してメリットがあるかどうかきちんと検討してから、MNPの手続きに移りたいところです。

MNPにかかる費用と時間は?

MNPのメリットやデメリットを確認してきましたが、やはり最新機種が安く買える、よりよい割引サービスが受けられるといったメリットはうれしいですよね。

他にも結婚相手と携帯電話会社が異なったため、家族割引を受けるためにMNPの手続きをしたいといったこともあると思います。

でもそんなMNPの手続きを行う場合、費用やかかる時間はどの程度かかるのでしょうか。

MNPにかかる費用

上記でMNPには費用がかかることを説明しましたが、その内訳は以下のようになっています。

  • 契約解除金で9,500円(ドコモ)  ※更新月に解約すれば0円
  • MNP転出手数料で2,000円(ドコモ)
  • 転出先の携帯電話会社の新規事務手数料で3,000円

となっており、最低でも1万6,000円近い手数料がかかることになります。

転出先からさまざまなサービスが受けられるとはいえ、MNPにはそれなりの手数料がかかりますから、注意しておきたいですね。

MNPにかかる時間は?

MNPの手続きを取るためには「MNP予約番号」の発行が必要です。

ドコモでMNP予約番号を取得するには3つの方法があり、取得時間はそれぞれ異なります。

  • 電話で取得:3~10分
  • ドコモショップで取得:お店の混雑状況による
  • Webから取得:3~5分

特におすすめなのはWebから取得できる方法で、時間も短くオンラインですべて手続きが済むのがポイントです。

このMNP予約番号の発行手続きに加えて、転出先での手続きが必要になりますから、MNPの手続きにはすべて含めて半日程度かかると考えておけば安心です。

ドコモから他社へ乗り換える方法。MNP予約番号や手数料と期限を確認

ドコモからMNPを行う手続き①ドコモでMNP予約番号を取得する

MNPの手続きにかかる費用や時間が分かったところで、ドコモからMNPをする際の具体的な手続きについて確認していきましょう。

まずはドコモでMNP予約番号を取得することになりますが、電話、ドコモショップ、Webとそれぞれ違いがあるので注意が必要です。

電話で取得:所要時間 3~10分

MNP予約番号を取得する一つ目の方法は、電話で取得する方法です。

まずドコモインフォメーションセンターに電話します。

ドコモの携帯からは151、ドコモ以外の電話からは0120-800-000に電話しましょう。

受付時間は9:00~20:00(年中無休)、通話料は無料になっています。

音声ガイダンスが始まるので「4」を、次に「2 番号ポータビリティのお手続き」を選択します。

オペレーターにつながったら「MNP予約番号の発行をお願いします」と伝えます。

本人確認のために契約者の情報をオペレーターが確認し、その後MNP転出に伴う説明があります。

転出時に必要な手数料や解約金についての説明を受け、同意すればMNP予約番号を取得できます。

MNP予約番号はSMSメールなどで送付になり、これで手続きは完了です。

MNP手続きが完了すると、後日手数料が請求されるのでチェックしておきましょう。

ドコモオンラインショップで取得:所要時間 3~5分

ドコモでMNP予約番号を取得する方法の中で一番おすすめなのが、ドコモのユーザーポータルサイト「Mydocomo」から取得する方法です。

受付時間は9:00~21:30となっており、日中忙しくてもオンラインで簡単に手続きが済ませることができます。

Webから取得する場合まず「Mydocomo」にアクセスし、「dアカウント」を入力してログインします。

次に「住所や契約内容の変更手続きがしたい」をクリックします。

「ドコモオンライン手続き」画面の「携帯電話番号ポータビリティ予約(MNP)」をクリックします。

下までスクロールし「解約お手続き」ボタンをクリック。

注意事項(1/3)のページが表示されるので、「上記注意事項を確認しました」にチェックを入れ、「次へ」ボタンをクリック。

注意事項(2/3)のページが表示されるので、「上記注意事項を確認しました」にチェックを入れ、「次へ」ボタンをクリック。

注意事項(3/3)のページが表示されるので、「上記注意事項を確認しました」にチェックを入れ、「次へ」ボタンをクリック。

MNP予約番号の送付先を選択し、「次へ」をクリックします。

手続きの内容を確認し、問題がなければ、完了ボタンをクリックします。

MNP手続きが完了すると、後日手数料が請求されるのでチェックしておきましょう。

ドコモショップで取得:所要時間 お店の混雑状況による

3つ目の方法は近くのドコモショップの窓口で発行してもらう方法です。

ドコモショップに直に相談できる安心感がありますが、お店の混雑状況によってはかなり時間がかかりますし、店員さんに解約を伝えるのは少々気まずい思いをすることになるかもしれません。

特段理由がなければ、一番簡単に手続きができるWebか、オペレーターに相談しながらでも短時間で手続きができる電話での手続きのほうがよいでしょう。

MNP予約番号取得の際のポイント(有効期限や手数料について)

電話、Web、ドコモショップで取得できるMNP予約番号ですが、いくつか注意点があります。

まず注意しておきたいのはMNP予約番号の有効期限は発行した日も含めて15日間ということです。

15日間というと「もし仕事が忙しくて手続きが完了できなかったら…」と心配してしまうかもしれませんが、もし有効期限を過ぎたとしても新たに取り直すことができるので安心してください。

ドコモ MNP転出にかかる費用と時間は?期限が過ぎたら再発行手数料が必要?

またMNP予約番号を発行しただけでは、解約になることはなく、転出先で使用した時点で自動的に解約になるシステムになっています。

MNP予約番号の発行には手数料はかからないので、もし有効期限が過ぎて取り直したとしても、新たに手数料を取られることはありません。

MNP予約番号をたった5分で取得する3つのポイント!全キャリアの乗り換え方法(ドコモ編)

ドコモからMNPを行う手続き②転出先のショップや代理店で新規契約する

MNP予約番号が取得できたら、転出したい携帯電話会社のショップや代理店で新規契約を行うことになります。

転出先の契約はどこでする?

転出先の契約は

  • 近くのショップ
  • ホームページ
  • 代理店

などで手続きを取ることができますが、それぞれ特典内容が異なることがあります。

特に代理店経由で契約するとよりよい特典を付けてもらえることもあるので、比較しておくことが大切です。

特典内容はどんなものがある?

特典内容は時期やお店によっても異なりますが、

  • 一括0円
  • 違約金補填
  • 下取り

といったものがあります。

「一括0円」は端末代金が0円になることです。

似たサービスとして「実質0円」というのがありますが、これは端末代金と毎月の携帯電話料金からの割引で、実質的に0円になるということを指します。

最近は一括0円の特典はあまり見られなくなりましたが、Web代理店の中には一括0円の特典を提供しているところもあるようです。

「違約金補填」は、転出前の携帯電話会社から違約金を取られてしまった場合に、その代金を保証するものです。

一般的にどこの携帯電話会社も「2年間の継続使用」を条件に月々の料金を値下げするという割引サービスを行っているので、もし2年以内に解約した場合、違約金が発生してしまいます。

この違約金は各社9,500円となっており、その違約金の支払いがネックとなって他社への乗り換えを躊躇している方向けに「違約金補填」のサービスが行われるようになりました。

「下取り」はこれまで使用していた機種を下取りし、その下取り機種に応じて割引特典が受けられるサービスです。

機種にもよりますが、大体1万円から2万円の割引を受けることができるようです。

上記はMNPの手続きを行った際の主要な特典ですが、時期やショップによっても異なるので、一番おトクなのはどこなのかよく比較しておきたいですね。

新規手続きにかかる費用は?

新規手続きにかかる費用は、新規事務手数料で3240円です。

この費用は契約した携帯電話会社から後日請求されます。

ドコモからMNPを行う手続き③ドコモと転出先で電話番号の引継ぎ処理を行う

MNP予約番号の発行、転出先の契約が済んだらドコモと転出先での電話番号の引継ぎ処理が行われます。

処理の際に何か手続きを行う必要はなく、手続きが終わるのを待つのみです。

ドコモからMNPを行う際は、「契約更新月」に注意!

携帯電話会社各社は毎月割引サービスを行う代わりに「2年連続契約」を条件としているところがほとんどです。

よく耳にする「2年縛り」というのがそれにあたりますが、もちろんドコモもこのシステムを取っています。

ドコモからMNPで他社に移ろうとした場合、まだ2年間の契約途中の場合は9,500円の違約金がかかってしまうことになります。

そこでおすすめなのが、「契約更新月にドコモを解約する」ことです。

ドコモの場合契約更新月は契約満了付きの翌月と翌々月になり、この2カ月で解約すれば違約金を取られることはありません。

転出先で「違約金補填」のサービスが受けられる場合はさほど気にする必要はないかもしれませんが、ドコモショップや電話、Webなどで簡単に調べることができるので、チェックしておくことをおすすめします。

MNPならドコモの解約手続きが不要。MNP転出料と時期だけ要注意

ドコモ MNP転出にかかる費用と時間のまとめ

MNPの基本から費用や時間、実際にドコモから他社にMNPを行う際の具体的な手続きについて確認してきました。

MNPは大きな割引サービスが受けられる、電話番号を変えなくても済むというメリットがある一方で、メールアドレスは変更しなくてはならない、各種事務手数料がかかるといったデメリットもあります。

手続き自体はMNP予約番号を取得し、他社で新規契約をするだけなので、そこまで難しくありませんが、解約の時期によっては違約金を取られたり割引サービスの内容が違ってくることもあるので、よくチェックしておきたいですね。

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