
dカードと言えば、ドコモが発行しているクレジットカードとして浸透していますが、実はプリペイドカードも存在します。
プリペイドカードならば、クレジットカードのような審査や年会費、発行手数料がなく、実質的には誰でも発行できます。そして、それでもクレジットカードと似たサービスも受けられるのがdカード プリペイドの特徴です。
このページでは、dカード プリペイドについて、その発行の仕方から使い方まで、基本的なことを紹介していきます。
プリペイドカードとは
プリペイドカードとは、クレジットカードのような後払い式とは違い、前払いした分だけ使えるカードです。いわゆる「チャージ」を必要とするものをプリペイド式と言います。
事前にチャージした分までしか使えませんので、クレジットカードのような使いすぎの心配がありません。
dカード プリペイドの決済ブランドはMasterCard
画像引用元:Mastercardクレジットカード
dカード プリペイドは、プリペイドカードでありながら、その決済ブランドは多くのクレジットカードで採用されているMasterCardとなっています。
そのため、国内に限らず、世界中のMasterCard加盟店で使うことができます。次の表は、主な決済ブランドと、そのシェア率です。
決済ブランド | シェア率 |
---|---|
VISA | 56% |
MasterCard | 26% |
UnionPay | 13% |
Amex | 3% |
JCB | 1% |
DinersClub/DISCOVER | 1% |
ご覧のとおり、MasterCardはVISAに次ぐシェア率を誇っています。それだけ使えるお店が多いということです。
申込条件は2つだけ!
dカード プリペイドの申込条件は以下となっています。
- 12歳以上(中学生以上)であること。
- dアカウントを持っていること。
これだけです。dアカウントはドコモユーザーでなくても、Yahoo、Google、Twitter、Facebook、mixiのどれかのアカウントさえ持っていれば誰でも作れます。
つまり、dカード プリペイドは12歳以上(中学生以上)であれば、実質的には誰でも作ることができます。
dカード プリペイドは三井住友カードのページから申し込むことができます。
→:お申し込みの流れ|dカード プリペイド|クレジットカードの三井住友VISAカード
カードが届いたら利用者情報登録しよう!
申し込んだカードが届きましたら、ドコモに利用者情報登録をしましょう。利用者情報登録をすることによって、dポイントを街のお店で使うことができるようになります。
登録はこちらから行えます。
→: dポイント利用者情報登録|NTTドコモ
dポイントの使い道については後で詳しく説明します。
dカード プリペイドにチャージしよう!
画像引用元:dカード プリペイド|クレジットカードの三井住友VISAカード
dカード プリペイドは、事前にチャージすることで使うことができます。1日のチャージ額上限は30万円で、カード残高の上限も30万円です。
チャージ方法は以下のとおりです。
ローソンでチャージする
画像引用元:チャージ(入金)方法|dカード プリペイド|クレジットカードの三井住友VISAカード
ローソンにて現金で、1回につき1,000円から49,000円の範囲でチャージができます。チャージは1円単位で行えます。
レジにてチャージしたい旨と金額を伝えて下さい。あとはチャージ額を現金で支払ってチャージ完了となります。
マイページでチャージする
画像引用元:dカード | dカード プリペイド
dカード プリペイドのマイページからチャージすることもできます。まずはマイページにログインしてください。
そして、「チャージ」を選択肢、支払い方法とチャージ金額を入力します。入力内容を確認したら「確定」を選択します。
支払い方法には、以下の方法があります。
- 電話料金合算払い
- dポイント
- dカード
- クレジットカード(手数料税込200円)
- インターネットバンキング(手数料税込200円)
クレジットカードかインターネットバンキングを選んだ場合のみ手数料200円(税込)がかかってしまいます。画面に従って進めていくとチャージが完了します。
セブン銀行ATMでチャージする
画像引用元:チャージ(入金)方法|dカード プリペイド|クレジットカードの三井住友VISAカード
セブン銀行のATMで、現金1回につき1,000円からチャージできます。チャージは1,000円単位で行えます。
セブン銀行ATMにdカード プリペイドを挿入してください。そして「ご入金」を選択してください。紙幣を投入し、金額を確認したら「確認」を選択します。後はカードと明細票を受け取ってチャージ完了となります。
チャージした分をお店の支払いに使う!
画像引用元:NTTdocomo × LAWSON | dカード、DCMXなら、ローソンでのお買物が5%おトク!
チャージできたら、MasterCard加盟店での支払いに使うことができます。どこが加盟店だろう、などと悩む必要はありません。
MasterCardは日本であれば、クレジットカード払いに対応しているお店はほぼすべてMasterCardにも対応していると考えて大丈夫です。
dカード プリペイドで支払った分の0.5%が還元される!
dカード プリペイドで支払いをすると、200円(税込)につきdポイントが1ポイント貯まります。還元率で言うと0.5%となります。
プリペイドカードでポイントが貯まるというのは大きいですね。しかもお店を選ぶ必要がなく、dカード プリペイドでの支払いはすべてポイント還元の対象なわけです。
200円ごとというのが税抜ではなく税込である点も嬉しいですね。これは言うまでもなく税込のほうがユーザーによって得です。
ローソンならば最大4.5%のお得に!
画像引用元:NTTdocomo × LAWSON | dカード、DCMXなら、ローソンでのお買物が5%おトク!
dカード プリペイドをローソンで使うと、なんと最大4.5%のお得になります。といっても、単純に4.5%の還元というわけではありません。
ローソンで得られるdカード プリペイドの特典は以下となります。
- dカード プリペイド決済で支払額が3% OFF
- dカード プリペイド決済で0.5%ポイント還元
- dカード プリペイド提示で1%ポイント還元
この3つを合わせて4.5%になるというわけです。
マツモトキヨシなら還元率が2.5%に!
画像引用元:NTTdocomo × LAWSON | dカード、DCMXなら、ローソンでのお買物が5%おトク!
dカード プリペイドをマツモトキヨシで使った場合、なんとポイント還元率が2.5%になります。
マツモトキヨシで得られるdカード プリペイドの特典は以下となります。
- 1,200円(税込)につき、1ポイントもらえる(還元率0.5%)
- 2,100円(税込)につき、2ポイントもらえる(還元率2%)
この2つは重複します。つまり、2,400円(税込)の支払いになった場合は、3ポイントもらえるわけです。
また、マツキヨポイントも貯まります。
タカシマヤでも最大2.5%還元!
画像引用元:高島屋でdポイント最大3%♪
dカード プリペイドをタカシマヤで利用する場合も、2.5%のポイント還元率となります。ただし、以下での利用は1.5%です。
- 高島屋オンラインストア
- 高島屋通信販売
- ローズキッチン
- ジェイアール名古屋タカシマヤ
また、いよてつ高島屋(松山)は対象外です。その他、一部対象店舗、売り場、商品もあるとのことでした。
貯めたdポイントはdポイント加盟店で使える!
画像引用元:加盟店 | d POINT CLUB
貯めたdポイントの使い道ですが、1ポイント=1円として、dポイント加盟店で使えます。ローソンやマツモトキヨシ、タカシマヤも加盟店です。
加盟店一覧は公式サイトでご覧ください。
→:加盟店 | d POINT CLUB
マクドナルドやABC MART、JALやメルカリなど、ジャンルを問わず数多くのお店が加盟店となっています。もちろんdショッピングやdゲームといった、dマーケットも加盟店です。
dポイントの使い道に困ることはないと言っても過言じゃないでしょう。
dカード プリペイドを使うとここが便利!
画像引用元:dカード | dカード プリペイド
ここまで、dカード プリペイドの概要や、dポイントについて説明してきました。しかしいくらdポイントが貯まるからお得などと言われても、カード自体が使いやすくなければ、実際に使う気にはなれないでしょう。
ですがご安心ください。dカード プリペイドは、それ自体が日常を便利にしてくれる便利なカードとなっています。
キャッシュレス生活に大きく貢献!
画像引用元:dカード | dカード プリペイド
dカード プリペイドをもっていれば、あらゆる支払いシーンでdカード プリペイドを使うことができます。
例えばお店のレジで支払いをする際、普通ならばお財布を取り出して、お札と小銭を数えて渡して、お釣りを受け取るという作業が必要ですよね。しかしdカード プリペイドであれば、カードで支払う旨を伝えて、カードを読み取ってもらうだけで済みます。
小銭を数えたり、お釣りを受け取ったりする手間はありません。レジの前で小銭をジャラジャラなんて煩わしさから一気に開放してくれます。
前払いだから計画的に使える!
画像引用元:dカード | dカード プリペイド
dカード プリペイドは前払いのプリペイドカードだからこそ、お金を計画通りに使うことができます。
例えば今月の買い物は10万円までと決めた場合、月初めに残高が10万円になるようにチャージして、来月まで新たにチャージしないようにすればよいのです。
これが後払いのクレジットカードだったらどうでしょうか。勢いでホイホイと買い物してしまい、後から請求額に驚くなんて経験をしたことがある方は、決して少なくないでしょう。
チャージが必要なことはプリペイドカードのデメリットでもありますが、見方を変えればお金の使いすぎ防止となってくれるのです。
これを利用して、子どもにdカード プリペイドを持たして、お小遣いを管理することもできそうですね。dカード プリペイドは12歳以上(中学生以上)から作れますから、ちょうどいいのではないでしょうか。
また、dカード プリペイドの利用履歴は、dポイントクラブから確認することができます。
→: d POINT CLUB
子どもに持たせた場合は、子どもが何にいつ、いくら使ったのか、しっかり見ることができますね。
すべてのポイントをdカード プリペイドに集約しよう!
画像引用元:dカード | dカード プリペイド
このご時世、様々なポイントカードが存在します。そのせいでお財布がパンパンになってしまったり、ひとつひとつのカードにはほとんどポイントが貯まっていなかったりしていませんでしょうか。
dカード プリペイドは、支払いに使えばどのお店でも200円(税込)につき1ポイントが貯まっていきます。つまり、どんな場面でもdカード プリペイドで支払っていれば間違いないと言えます。
そうすれば、もう何枚もポイントカードを持っている必要ありません。dポイントに集中して貯めた方が、結果的に貯まる量も、ポイントを使う場面も多くなると思います。
「iD」にも対応している!
画像引用元:タッチでお支払い iD
dカード プリペイドは、「iD」にも対応しています。iDとは、ドコモの電子マネーです。
iDには後払いの「ポストペイ型」、前払いの「プリペイド型」、即時引き落としの「デビット型」がありますが、dカード プリペイドで使えるのはプリペイド型のみです。
iDも使えるということは、決済手段が増えるということです。無理して使うことはありませんが、すでにiDを使っていて馴染みのあるという方には、違和感なくdカード プリペイドも利用することができるでしょう。
iDが使えるお店は、公式サイトで探すことができます。
→:使えるお店をさがす|タッチでお支払い iD
Apple Payにも対応!
画像引用元:Apple Pay – Apple(日本)
dカード プリペイドはApple Payにも対応しています。当初は対応していなかったのですが、これによって一層使いやすくなりました。
Apple Payに登録すれば、iPhone(iPhone 7以降)をカードリーダーにかざすだけで決済でき、実際にカードを持つ以上に便利かつ手軽になります。
Apple Payの設定方法は以下のようになっています。
- Walletアプリを開く
- 「カードを追加」または右上の「+」をタップ
- カード情報をカメラで読取るか、入力し、画面の手順に従う
- Walletに追加されたことを確認し、「次へ」をタップ
- SMSが選択されていることを確認し、「次へ」をタップ
- SMSが届くと認証番号が自動で入力され、次画面へ遷移
- 設定完了!
クレジットカードは使えない、不安という方はdカード プリペイドを!
画像引用元:dカード | dカード プリペイド
いかがでしたでしょうか。dカード プリペイドは、MasterCardというクレジットカードと同じ決済ブランドでありながら、あくまでプリペイドカードとして使えて、dポイントを貯めることもできます。
年齢制限や審査のせいでクレジットカードが作れない、もしくはクレジットカードを使うのは不安だという方は、是非ともdカード プリペイドを試してみてください。
年会費や発行手数料はないので、作ってみても自分に合わなかった場合も、放っておけばいいだけです。作るデメリットはありません。
ただし、一度チャージした分は取り消しできませんので、それには注意してください。
※発行手数料無料については、ドコモ回線契約を持っていない方については「ただいま発行手数料・発送手数料無料にて発行中」とのことです。いつ無料期間が終わるのか定かではないので、お早めの発行をオススメします。
画像引用元:dカード | dカード プリペイド