現在、auを利用中の方の中には「他キャリアで限定機種が出たので乗り換えがしたい」「MVNOに乗り換えたい」「auでの番号は使わなくなったので解約したい」などの理由で解約を検討する事もあると存じます。

auでの解約や他社乗り換えを経験した事がない方には、解約や他社乗り換えで何をしたらいいのか?どのような手順を踏めばいいのか疑問も多い事でしょう。

今回はau解約の手順や解約にあたって事前に確認するポイント、他社乗り換えの注意点について解説いたします。

auでの解約方法について

auだけに限らず、解約には2種類あります。1つは乗り換えなどを伴わない普通解約、もう1つは他社乗り換えが伴う解約です。解約方法はそれぞれ異なります。それぞれの解約方法について説明いたしましょう。

ソフトバンクの解約手順|事前に確認するポイントと他社乗り換えの注意点

普通解約の場合

乗り換えを伴わない普通解約の場合、解約の手続きは、auショップもしくはau代理店のPiPitで手続きします。契約者本人が来店する必要があります。普通解約に必要なものは以下の通りです。

  • 印鑑 (法人の場合は法人印)
  • 本人確認書類 の原本(法人契約の場合は、来店者の「社員証または名刺」で受付可能)
  • 現在利用中のau電話本体 (ICカード対応機の場合はau ICカード含む

必要なものを準備してauショップやPiPitへ来店し、書類に必要事項を記入すれば完了です。

本人確認書類とは

本人確認書類は以下の通りです。パスポートや運転免許証のように1つだけでもOKなのもあれば、補助書類が必要なものもあります。また、有効期限や発行された月数なども縛りがあるので気をつけましょう。

運転免許証 公安委員会発行で顔写真、現住所が記載の有効期限内のもの。(国際免許証不可)
運転経歴書 顔写真記載のもの。
パスポート 日本国政府発行で氏名、生年月日、現住所、顔写真記載で有効期限内のもの。
個人番号カード
(マイナンバーカード)
顔写真、氏名、生年月日、現住所が記載で有効期限内のもの。※マイナンバー(個人番号)の通知カードは不可
住民基本台帳カード 顔写真、氏名、現住所が記載で有効期限内のもの。
身体障がい者手帳
療育手帳
精神障がい者手帳
  • 氏名、生年月日、現住所の記載があるもの。
  • 有効期限の記載のあるものについては有効期限内であるもの。
  • 写真貼付欄があるものについては、写真貼付があるもの。
健康保険証 氏名、生年月日、住所が記載があるもの。有効期限の記載があるものについては有効期限内であるもの。
特別永住者証明書 氏名、生年月日、住所が記載があるもの。d
在留カード 氏名、生年月日、住所が記載があるもの。外国発行パスポートと併せて提出が必要です。

本人確認書類に記載の住所と現在住んでいる住所が異なる場合や本人確認書類が「住民基本台帳カード」「健康保険証」の場合は補助書類が必要です。補助書類は以下の通りです。

  • 電気、都市ガス、水道などの公共料金の領収書(現住所が記載、発行日から3カ月以内のもの(本人確認書類に記載の住所と現住所が異なる場合で公共料金領収証を提出するには、領収書の宛名は本人宛に限る)
  • 発行日より3ヶ月以内で現住所記載の住民票。(本人確認書類が住民基本台帳カードの場合は住民票を補助書類として利用不可。)
  • 発行日より3カ月以内で、現住所が記載されている届出避難場所証明書

なお、法人の場合の本人確認書類は登記簿謄本または印鑑証明書
(発効日より3カ月以内)に併せて、来店者の本人確認書類(個人の本人確認書類に準じる)と社員証または名刺が必要です。

代理人による解約手続は可能か

基本的に 解約手続には契約者本人の来店が必要です。しかし、どうしても契約者本人が来店できない場合もある事でしょう。その場合は代理人による解約手続が可能です。

但し代理人は親権者、未成年後見人、成年後見人、契約者の家族、施設関係者に限ります。代理人による解約手続きにあたって必要なものは、以下のとおりです。

  • 契約者本人の確認書類(コピー可)
  • 契約者からの委任状(委任状はauの公式サイト からダウンロードできます)
  • 代理人本人の確認書類(原本)
  • 現在、利用中のau端末またはau ICカード

端末やICカードは必ずしなくてはいけないわけではないのですが、持参した方が手続きがスムーズに運びます。

契約者死亡による解約

起こって欲しくないパターンですが、契約者死亡による解約は当然ながら代理人が手続きする事になるのですが、契約者死亡ではない解約とは来店の際に必要なものが若干異なります。

  • au電話機本体(auICカード対応機の場合は、本体+auICカード)
  • 代理人の認印(ゴム印以外)
  • 代理人本人の確認書類(原本)
  • 契約者本人の死亡が確認できる書類(基本は原本)

などが必要です。死亡が確認できる書類とは戸籍謄本、戸籍抄本、除籍謄本、除籍抄本、住民票(除票)、死亡診断書、新聞のおくやみ欄、会葬御礼の挨拶状のいずれか1つです。

もし、死亡が確認できる書類の原本の提出が困難だという場合は、コピーでも可能です。

契約者死亡による解約の場合は「1年契約」「2年契約」などの年契約型割引サービスの更新月以外の解約の契約解除料や「au買い方セレクト」のフルサポートコースのフルサポート解除料は発生しません。

契約者死亡によらない普通解約や乗り換えによる解約の場合は、契約更新月以外の解約の契約解除料が発生します。詳細は後述の注意点にて解説いたします。

他社乗り換えによる解約の場合

続いて、他社への乗り換え(MNP)による解約について解説いたします。他社への乗り換えによる解約方法は至って簡単です。

他社乗り換えによる解約方法
  • 「MNP予約番号」を受け取る。
  • 乗り換え先に「MNP予約番号」を伝え、乗り換えによる新規申込手続きを行う。

これだけでOKです。MNP予約番号は電話、EZweb、店頭で受け取ることができます。電話はau携帯電話 / 一般電話共通の0077-75470 (無料)へ9:00〜20:00の間にかけます。

電話でのMNP番号受け取りについての注意点は契約者本人が電話する事、「MNP予約番号」発行には、解約にかかわる重要事項説明など、多少時間がかかるのでできるだけ時間に余裕のある時に電話しましょう。

EZwebでのMNP予約番号取得方法はトップメニューまたはauポータル トップ →My au →申し込む / 変更する →au 携帯電話番号ポータビリティー (MNP)

の順番に進めていきます。EZwebでのMNP予約受付時間は24時間対応ではなく、9:00~21:30ですのでご注意下さい。

MNP予約番号を取得したら、乗り換え先にMNP予約番号を伝え、新規申し込みする事でauの解約は完了です。

au解約をする際の注意点

続いてauを解約する際に注意しておくことや、解約に関するデメリットなども合わせてお伝えします。

解約はタイミングによっては余計な出費がかさむ場合もありますので、解約時期や解約に伴うお金も把握しておきましょう。

MNPには手数料がかかる?携帯解約手数料を抑える2つの方法

解約に伴う費用を把握しておこう

普通の解約でも他社乗り換えによる解約でも、更新期間以外に解約すると契約解除料が発生します。例えば「2年契約(誰でも割)」の解除料ははは、9,500円 「1年契約(年割)」の解除料 3,000円です。

また「2年契約(誰でも割)」に加入の場合、auサービスを解約・一時休止した月の基本使用料/インターネット接続料は、日割とならず満額となります。

他社乗り換えの場合は、MNP転出手数料は3,000円がかかります。契約解除料が発生しない時期の乗り換えならば、MNP転出手数料は3,000円と乗り換え先での手数料3,000円の6,000円の出費で済みます。


画像引用元:au

しかし、契約解除料の発生する時期に乗り換えすると上図のように9,500円、もしくは3,000円余分に払ってしまう事になります。出来るだけ出費を抑えるためにも、解約をするグッドタイミングを見極めましょう。

端末代の残債がないか確認しよう

端末を分割払いしていた場合、もし分割支払が残っている場合も支払いは続きます。できれば支払いが完了してからの解約や乗り換えをおすすめします。

乗り換えの場合などはauで使っていた端末の代金と、乗り換え先のキャリアでの端末の代金を支払うという二重払いになってしまいます。出費を抑えるためにも完済してからの方が良いでしょう。

もし、残債が残ったまま解約する場合は、解約したからと言って分割払いが一括払いになることはありません。しかし、残債が少ない(あと1、2回程度)のであれば、一括に切り替えて支払ってしまうのも良いでしょう。

なお、解約すると毎月割が前月利用分をもって終了します。また、「アップグレードプログラム」を利用している場合、これまで積み立ていたプログラム料の返還は不可です。

MNP予約番号の有効期限を確認しておこう

他社乗り換えの場合はMNP予約番号を受け取り、乗り換え先でMNP予約番号を渡し、新規申し込みをするのが他社乗り換えによる解約方法ですが、このMNP予約番号には発行後15日間という有効期限があります。

MNP予約番号は有効期限内に利用しないと無効になってしまうのはもちろん、乗り換先によってはMNP予約番号の有効期限がある程度有効期限が残った状態で乗り換える必要がある場合があります。

例えばmimeoに乗り換える場合、Web上で手続きするにはMNP予約番号の有効期限が10日以上残っている必要があります。(mineo直営店は1日でもOK)


画像引用元:mineo

mineoを例に挙げましたが、MNP予約番号の有効期限が何日以上残っているかの条件は転出先キャリアによって違います。MNP予約番号の有効期限は勿論、キャリア毎に必要な有効期限の残りも確認しておきましょう。

できればMNP予約番号を受け取ったら、特に迷いや戸惑いなどがないのであれば、即日にでも乗り換えることをおすすめします。有効期限を気にせずに済みますしスピーディです。

MNP予約番号が無効になったらどうなるのか

ここで「MNP予約番号が無効になってしまったらどうなるの?」「auでスマホ使えなくなる上に乗り換えもできないの?」と不安になった方もいるのではないでしょうか。

ご安心下さい。MNP予約番号の有効期限が切れた場合は解約にはならないのです。あくまでもMNP予約番号を乗り換え先に渡して新規申し込み手続きが完了したことによって解約となるのです。

MNP予約番号の発行のみでは解約となりませんし、MNP予約番号は何度でも取得できます。仮にMNP予約番号を忘れた、メモしたものを紛失した場合でも大丈夫です。

auポイントが残っているか確認しよう


画像引用元:au

解約すると機種変更時の本体値引等やauウォレットへのチャージにも利用できるauのポイントが上記の図のように全て消失します。ポイントがかなり残っているのであれば使い切るか、他の交換可能なポイントなどに交換しましょう。

ちなみに、au解約後もauウォレットプリペイドカードはプリペイドカードとして利用できますので、解約前にポイントをチャージするのも良いでしょう。

auウォレットプリペイドカードはどうなるのか

前述の通り、au解約後もauウォレットプリペイドカードはプリペイドカードとして利用できます。但し、auサービスご利用料金に応じたauウォレットポイント付与等の特典はなくなります。

またチャージ方法はauショップでの現金にチャージのみになります。auかんたん決済、じぶん銀行、クレジットカード、ポイントなどでのチャージは不可です。

さらにauウォレットサイト/au ウォレットアプリからは残高の確認ができません。直接WebMoney社へ電話での問い合わせか、WebMoney社のアプリによる残高を確認となります。

WebMoneyサポートセンター
  • 受付時間:9:00~20:00(年中無休)
  • E-mail:support@webmoney.ne.jp
  • WebMoneyホームページ:https://www.webmoney.jp/

au解約後はキャリアメールやauのコンテンツが利用できない。

au契約を解約すると「@ezweb.ne.jp」のキャリアメールは利用できなくなり、これまでの送受信メールも閲覧できなくなります。

LINEなどのアプリの浸透に伴いキャリアメールを使う機会がない人も多いので不便とは思わない方も多いかと思われますが、キャリアメールをSNSなどのログインIDにしているのであれば注意が必要です。

SNSやログインが必要なサイトのログインIDをキャリアメールにしているのであれば、できれば解約前に別のメールアドレスに変更しておきましょう。

ログインID兼連絡先となっている場合は、SNSなどから重要な連絡やパスワード再発行が必要な場合にもメールが届かない事になります。また、キャリアメールアドレスを忘れたらログインすらできなくなります。

au解約によって、キャリアメールが使えなくなる他にauが提供しているアプリやコンテンツ、毎月割の割引などは解約とともに終了になります。

さらにコンテンツプロバイダが提供しているコンテンツや電子マネーなどは、引き継ぎできない場合があります。

シングルサービスは他社乗り換えできない

データ通信のみのサービス(シングルサービス)は乗り換え手続きの対象外です。MNP予約番号は当然ながら発行されません。乗り換え手続きができるのは音声通話ができる端末のみです。

もし、仮にデータプランで使用している端末を同番号で乗り換えたいのであれば事前にデータプランから音声通話ができるプラン、機種に変更しておく必要があります。

auの解約手順や他社乗り換えの注意点のまとめ

以上、auの解約の手順、事前に確認するポイントや他社乗り換えの注意点の解説でした。au解約に際しての手順、用意することや注意点を要約してみると以下のようになります。

au解約の要点
  • 普通解約と他社乗り換えによる解約では手続き方法が違う。
  • 他社乗り換えの場合はまずMNP予約番号を取得する。
  • 契約更新月以外の解約は契約解除料金が発生する(死亡の場合除く)ので解約する時期を見極めよう。
  • 端末の残債に注意しよう。
  • MNP予約番号有効期限内に乗り換えよう。
  • キャリアメールは使えなくなる。
  • auウォレットプリペイドカードは、au解約後もプリペイドカードとして使えるが、チャージ方法は限られる。
  • auのコンテンツもau解約後は利用不可。

できれば端末代も完済していて、契約解除料の発生しない時期に解約や他社乗り換えするのがベストです。

解約、他社乗り換える前に本当に解約していいのか、他社に乗り換えてる方が得なのか検討し納得してから解約や他社乗り換えをしましょう。

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