WiMAX(Worldwide Interoperabulity for Microweve Access:ワイマックス)は無線通信技術の規格の一つです。専用端末で高速通信のインターネットを利用することができます。人口の少ない過疎地など有線の通信回線がまだ通っていないエリアにおいて通信手段になります。

ワイヤレスの時代に入ってその技術の発展も進んでいます。その中のWiMAX、WiMAX2+についてお伝えします。提供している会社等についても案内します。

事前に知っておきたいIEEE(アイ・トリプル・イー)

これからときどきIEEEの文字が出てきますので少し説明させていただきます。

米国電気電子学会:IEEE(The Institute of Electrical and Electonics Engineers,Inc.:アイ・トリプル・イー)はアメリカに本部がある電気・電子工学技術の団体です。アメリカの公益法人に指定されている非営利団体です。電子工学による通信・電子・情報工学などの関連分野について39の分科会があり論文誌を発行しています。

「規格の制定」が主な活動でIEEE-SA(IEEE Standar Association)という内部組織が行っていて、ここで定められた規格はIEEEスタンダード(標準規格)として「IEEE」の名前で始まります。IEEE802.16、IEEE802.16aなど。

IEEEは学術的に規格を制定している団体でこの規格を遵守する法的な規制や強制力はありませんが、結果的にIEEEの規格が世界的な標準となることが多いです。

理由としてはIEEEの会員は大学や大学院で専門的な学科を取得した学生や、専門的業務に従事した人、電子光学の分野で人類的な規模で功績をあげた人で構成されています。学術的にも実用的にも最先端に位置し、将来的な方向性も常に模索しているという事が、標準規格になっている要因です。

IEEEは世界的な規模で専門家が集まり電子工学技術の将来を見据えている組織です。

日本では東京都港区南青山にIEEEジャパン・オフィスがあります。日本国内には14000人の会員がいます。世界では160ヶ国40万人。札幌、仙台、東京、信越、名古屋、関西、広島、四国、ふくおかの9つのセクションがあり、IEEEジャパン・カウンシルが本部として仕切っています。各セクションについてはオフィスの住所の記載がなく連絡はメールのみのようです。

ガラケーといわれる携帯電話で日本独自の規格の規格を世界の基準に広げようとしましたが、普及するまでに行きませんでした。日本国内では非常に便利だったにですが、世界の流れを引き寄せることができず、ガラパゴス諸島の中だけで進化してきた動物に例えてガラケーといわれています。

IEEE規格の基礎

IEEE規格にはIEEE802、IEEE754などのような基本の規格があります。
IEEE802はLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)やMAN(メトロポリタン・エリア・ネットワーク:都市規模ネットワーク)やPAN(パーソナル・エリア・ネットワーク)などに関する規格です。

LANはコンピューターネットワークとして一般家庭やオフィス、研究所、工場などで使われます。MANは光通信に関しての規格で、光ケーブルではLANが設定されています。PANは個人のネットワークでPCや携帯電話やスマホ、プリンターなどUSBやBluetoothなども含まれます。

ちなみに無線PAN は「IEEE802.15」Bluetooth規格は「IEEE802.15.1」です。

IEEE488は短距離デジタル通信パス仕様。コンピューターの標準周辺機器のインターフェイスに使われています。IEEE754はIEEE浮動小数点数演算標準で多くのコンピューター言語で浮動小数点処理に採用されています。

WiMAXもWiMAX2+に関する規格はほぼIEEE802の範囲です。

WiMAX・WiMAX2+について

WiMAX以降の規格について整理してみます。
「WiMAX2+」は「WiMAX2.1」に対しメーカーが付けたブランド名です。一番新しい規格も含め「WiMAX」としているところもあります。「WiMAX2+」で表示される場合が多いようです。

通称 IEEE規格名
WiMAX IEEE 802.16-2004
Mobile WiMAX IEEE 802.16e-2005
WiMAX 2.0=WiMAX Release 2.0 IEEE 802.16m
WiMAX 2.1=WiMAX Release 2.1 LTE、 WiMAX2+

Mobile WiMAX:第3.9世代移動通信システムの一つ。
WiMAX2.0はMobile WiMAXの後継規格。
WiMAX2.1はWiMAX2.0にTD-LTEと互換性を持たせたもの。

WiMAX

WiMAXもWiMAX2+も無線通信の規格の一つになります。無線通信にはご存じのようにラジオ、テレビ、アマチュア無線、船舶無線や航空無線のような各種業務無線があります。無線LANやWi-Fi、Bluetoothもこの範囲に入ります

WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access:ワイマックス)
通信速度:下り最大13.1Mbps 上り最大15.4Mbps
通信制限:なし
通信距離:2-10km(出力によっては最大50km)
帯域幅:スケーラブル1.5〜20MHZ
通信エリア:全国90%以上をカバー

現在日本国内でWiMAXのサービスや通信実験を行ってている会社はNTTグループやアッカ・ワイヤレス、福井ケーブルテレビなど16社です。WiMAXは2009年2月26日から通信速度40Mbpsでスタートしましたが2015年2月12日には13.3Mbpsになり2018年にはサービスが終了する予定だそうです。WiMAXの通信速度制限なしや3日で3GBをオーバーすると抑えられる安心設定もなくなるようです。

ほとんどのブロバイダは新規契約についてはWiMAX2+が対象となってWiMAXからの変更や機種変更を案内しています。WiMAX2+の最大通信速度は440Mbpsですからその差は大きいですね。

WiMAXと201310月31日からWiMAX2+が始まりました。

Mobile WiMAX

Mobile WiMAX(Mobile Worldwide Interoperability for Microwave Access:モバイルワイマックス)は第3.9世代移動通信システムの一つです。

モバイルWiMAX
規格名 IEEE 802.16e-2005
利用周波数帯 6GHz帯以下
伝送速度 最大約75Mbps(20MHz帯域使用時)
マルチアンテナ技術 MIMO, AAS, STC
移動性 固定・可搬・移動体(120km/h)
チャンネル帯域 1.25 – 20MHz可変
セル半径 1 – 3km
標準化完了時期 2005年12月1日

WiMAX2.0 WiMAX2.1(WiMAX2+)

WiMAX2はモバイルWiMAXの後継規格でTD-LTEをプラスしたのがWiMAX2.1(WiMAX2+)です。

第4世代移動通信システムの一つです。201310月31日からWiMAX2.1が提供されました。通信速度が30倍近く早くなりましたのでユーザーのメリットは大きいです。しかし通信エリアにおいて全国90%以上カバーしているWiMAXの利用者にとって、遠隔地においてWiMAX2+がマだエリアをカバーして以内場合利用したくても出来ないケースもあると思います。

WiMAX2+(Worldwide Interoperability for Microwave Access:ワイマックスツープラス)
通信速度:下り最大440Mbps 上り最大200Mbps
下り最大110Mbps 上り最大10Mbps
通信制限:通信プランによる
UQflatツープラスは7GB 使い放題プラン(ギガ放題)は無制限
通信エリア:都市部中心

項目 WiMAX(旧) WiMAX2+(新)
提供開始日 2009年2月26日 2013年10月31日
提供終了日 2018年未明 現状、終了予定なし
最大通信速度 下り(Download) 13.3Mbps(一時期は40Mbps) 440Mbps
上り(Upload) 15.4Mbps 30Mbps 
通信制限 なし 3日で10GB、月額無制限
(ギガ放題プラン)

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